2013年4月21日日曜日

アリ体内に『歩数計』

最近、健康のために万歩計なるものを購入し、一日の歩数をチェックしていました。一日一万歩が目標だったのですが、これがなかなか・・・。けっこう歩いたなと思っても5000歩くらいだったり。

しかし、・・・やってしまいました。

洗濯機で洗ってしまったのです。服に装着するモノであるという時点で嫌な予感はしていたのですが・・(泣)



さて、人間は自分では5000歩なんて数えることは不可能(かなり大変)ですが、

『アリは、自分の歩いた歩数を数えることが出来る!』のだそうです。

このことを調べるために平成18年にドイツのウルム大学等の研究チームが面白い実験をやっています。(米サイエンス誌発表)
アリは、巣に戻る方向を光で探るそうですが、巣までの距離をどうやって把握しているのかは謎でした。

研究チームは、距離測定は、歩数で行うとの仮説を立て、アフリカのサハラ砂漠に生息するアリの脚の長さを変えて、実験をしました。

巣穴から10m離れた場所でエサを与えたアリを、

①ブタの毛を竹馬のように履かせて、脚を長くする

②一部を切断して脚を短くする

③何もしない

上記の3群に分け、無事にゴールの巣穴に戻れるか調べたところ


①竹馬を履き、歩幅が広がったアリはゴールを通り過ぎてしまった

②逆に短く歩幅が狭まったアリはゴール手前で立ち往生した。

③通常のアリはゴール付近で巣穴探しの行動をとった。


その後脚の長さを変えたアリも慣れるにつれ、正確に巣に帰れるようになったそうですが。

この実験からアリは巣までに○○歩で帰れると、歩数を数えていることがわかります。


10mでもアリの歩数から言ったらかなりの歩数ですが、『体内万歩計』でちゃんと数えているんです。



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