「めぐろ区民キャンパス」入口にて。
かわいいピンクの花が咲いています。
カンヒザクラ
「寒緋桜」と書く。寒い時期に咲く緋色の桜ということだろう。1〜3月に濃い紅色の花を下向きに咲かせる。花は半開状で俯き加減だから奥ゆかしくみえる。可愛い。私の好きな春の花の一つだ。高さは5〜7m。そんなに大木にはお目にかからない。
早春に咲くのだが、寒さには弱いらしい。沖縄県石垣島にカンヒザクラの自生地があり国の天然記念物に指定されている。
沖縄では染井吉野の育成が難しいこともあって観賞用に植えられており、桜の開花宣言にも利用されている。
■「めぐろ区民キャンパス」とは
渋谷駅から東横線に乗り、5つ目の「都立大学」で下車。徒歩7分のところにある。駅名は「都立大学」だが、大学自体は移転して今は無い。移転後の跡地に出来たのが、目黒区の図書館やコンサートホール(めぐろパーシモンホール)等が一緒になった複合施設と公園等からなる「めぐろ区民キャンパス」である。
この「パーシモン」Persimon(英語)とは、“柿”のことを指すらしい。ここには希少の柿の原種が植えられているそうだが、リサーチ不足で、自宅に帰ってからそのことを知った。次回機会があれば是非とも見たいものだ。何でも根元から株立ちになっている珍しい柿だそうである。
「めぐろパーシモンホール」は昨年度開館10周年をむかえた新しいホールである。天井の吸音盤(舞台から出た音を様々な方向へ分散させる)に『ミウラ折り』の技術が使われている。『ミウラ折り』とは、1970年に宇宙科学研究所の三浦公亮氏(現 東大名誉教授)が考案した折り畳み方である。人工衛星のパネルの展開方法を研究する過程で生み出されたもの。
また、壁は細い木材(メープル)を凹凸に並べる仕様になっているが、デザイン的にきれいなだけでなく、音を吸収するための工夫として作られているそうです。
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