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2012年8月30日木曜日

アカンサス

アカンサスとコリント式柱頭






昨日公園のキツネノマゴを見かけてから気になっていることがありました。



まずキツネノマゴの茎の形です。

普通草花、樹木など茎や幹は断面が円形ですが、

キツネノマゴは断面が四角です。



それから葉のつき方。

規則正しい対生です。

上から小、中、大と2枚づつ互い違いにくっついて並び(6枚セット)、

四角の茎が伸びてまた小中大の6枚セット、また四角の茎、6枚セット。

というように規則正しい。

花の並び方もよく見ると規則的。



「なんだか建築物みたい・・・」

四角い茎などまさに人工的に見える。



どこかで似たようなものを見たことがある・・・

次の日にふと思い出しました。


アカンサスです。


ガーデニングが趣味の方はよくご存知だと思います。

西洋風の庭園でよく使われるものです。

同じくキツネノマゴ科。

しかしこちらはキツネノマゴに比べたらとてつもなく大きい。

高さ2mくらいのを植物園で見たことがあります。

確かに両者は大きさはかなり違いますが、花のつき方など雰囲気が似ています。



昔見たクイズでこんなのがありました。

「古代ギリシャのコリント様式建築の柱の頭部のデザインのもとになった植物は何か?」

答えは「アカンサス」

大きく切れ目の入った葉っぱがデザインに使われたそう。





アカンサスは、キツネノマゴ科のアカンサス属。

地中海または熱帯アジア、熱帯アフリカに約30種が分布する多年草または低木。

(別名ハアザミ属と呼ばれるが、葉っぱがアザミ、特に野菜のアーティチョークに似ているから・・・

仲間だから似ていたり、全く他人でも似ていたり、ややこしい~/アザミはキク科)





足元に咲く可憐なキツネノマゴは日本自生の種ですが、

その仲間がはるか古代ギリシャの建築物の造形になっていたとは!


(しかし四角い茎の形は関係ありませんでしたね)






■コリント式

古代ギリシャ建築様式のひとつであり、ドーリア式、イオニア式と並ぶ3大様式のひとつ。

溝が掘られた細身の柱身と、アカンサスの葉が象られた装飾的な柱頭を特徴とする。

現存する代表的建築物としてB.C80にハドリアヌス帝が建てたローマのパンテオンが挙げられる。

(参考ウィキペディア)


2012年8月18日土曜日

浜離宮庭園「百年植物」アオノリュウゼツラン開花

浜離宮恩賜庭園で珍しいアオノリュウゼツランの花が咲いたというので

見に行ってきました。


とてもおもしろいというか奇怪な植物でした。


草原にポツンと二本だけ。


多肉質の巨大な葉っぱがうねる中からにゅ~っと細い茎が出ていて

多数の小枝の先に黄色っぽい花がたくさんついていました。

遠くから見ても花の周りに虫がわんわんたかっていましたよ。




アオノリュウゼツランは、昨日アップしたドラセナ・コンシンナと同じリュウゼツラン科で、

こちらはリュウゼツラン属。

成長が遅く花を咲かせるまでに数十年を要するものも多く、英名ではCentury plants

「百年植物、百年に一度開花する」と呼ばれています。(ちょっと大袈裟…)



こちらの株は55年かかって2003年にはじめての花をつけたそう。

その後2008年に咲いて今回で三回目。2株同時に咲くのは初めてだそうです。



6月下旬から花茎がぐんぐん伸び始め、高さ6mまで生長して

今月のはじめに花をつけました。


次はいつ咲くかわからないそうです。

今月下旬までは見られるそう。





暑いせいか見学者の方はチラホラ。













2012年7月7日土曜日

両性花と中性花

今あちこちでアジサイの花が美しいですね。
雨に打たれている様子など風情があってしばし暑さを忘れさせてくれます。
さて、そのアジサイのことで気になっているお話を少し。

たくさんの小さな花が集まって咲いているように見えるアジサイ。
実は一つ一つの小さな花は、正確には「花」ではありません。
図鑑を見ると「アジサイの花はガクアジサイの両性花の部分が中性花である『ガク』に全て変化したもの」…と、記載されています。
ガクアジサイは中央に「両性花」、その周りに萼片である「中性花(装飾花)」が額縁状に並んでいます。

両性花は花びらを持たず地味ですが、受粉して種子をつけます。(でもアジサイの種って見たこと無いなあ)
中性花は美しい花弁状の形態ですが、種子はつけません。

手毬状の美しいアジサイの花(正確には萼)は全て実を結ばない中性花なのです。

しかしなぜ両性花は無くなってしまったのでしょう?

ガクアジサイは装飾花で虫を引き寄せ、両性花で実を結ぶ。
とても合理的な仕組みの様に思えます。
なぜアジサイの両性花は全て中性花に変化する方向を選んだのか?

大きな図書館に行って調べてみたのですが、答えてくれる文献と出会うことができませんでした。

いまだに疑問です。






まん中に集まっているのが両性花