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2013年6月12日水曜日

枇杷が鈴なり

近所の小学校の枇杷。美味しそう



2013年6月1日土曜日

ブルーベリーじゃないよ!

有栖川公園散歩中の親子。

「お母さん!ブルーベリーがなってるよ!!」

と小学1年生くらいの男の子。

・・・違います。ヒイラギナンテンです。メギ科。・・・

でも気持ちはわかる。

似てるよね・・・でも葉っぱが全然違うよ。


20130531撮影

2013年5月15日水曜日

ウメ

ウメも実をつけています。季節は巡っていますね。


あのハーフ美人のウメです。
 http://bakabonnnopapa.blogspot.jp/2013/03/blog-post_7.html


このウメは街路樹の敷地に植わっています。この辺はみなサクラとイチョウなのですが、

なぜかこの木だけポツンと。

2012年12月8日土曜日

ゴンズイ






「ゴンズイ?魚ですか?」と何度か聞かれたことがある。
「??」私は山や公園に生えている落葉広葉樹のゴンズイしか知らなかったが、同じような名の魚があるらしい。

ミツバウツギ科は「日本の樹木/山渓」では、ゴンズイを含め3種のみ紹介されている。ゴンズイは関東以西の日本と台湾、東アジアの一部に分布。大きいものは樹高8mになる。5〜6月、白っぽい黄緑の小さな花を円錐状に沢山つけるが、注目されるのは美しい秋の果実である。

12月2日、目黒自然教育園のゴンズイの実はもうかなり鳥に食べられていた。これからもっと熟して実が裂けると光沢のある黒い種子があらわれるのだが、見れなかったのがちょっと残念。

ミツバウツギ科ゴンズイ属
「権萃」と書く。
学名 Euscaphis Japonica


2012年12月5日水曜日

マユミさん


目黒自然教育園は公園では無いのでレクリエーション的施設は特に無い。
紅葉シーズンの日曜日でも人はそれほど多くなかった。
もとは徳川光圀の兄にあたる松平頼重の下屋敷。そういえば浜離宮庭園も新宿御苑も有栖川公園も元は大名の庭園である。これらは戦争中は練兵場にされたり火薬置き場にされたり・・・その時代時代でなんらかの役割があったためにたまたま公共用地として残されたのだろう。目黒駅から歩いて10分とかからない場所に、周囲とは別世界の豊かな自然。面積約20万m2。

回遊式庭園の面影を残すひょうたん池の近くに小さな湿原がある。
湿原にはススキやヒメガマが茂り、すっかり葉を落としたマユミが赤い実をつけていた。
真っ赤というよりやさしい淡い紅色である。

マユミはよくしなり、弓の材にされたためこの名(真弓)がついたと言う。
この木を見るといつも友人のマユミさんを想い出す。数年前に遠くに引っ越しされ、もう随分お会いしていないが、お元気だろうか。




ニシキギ科ニシキギ属
落葉広葉樹
果期 9〜11月

2012年11月14日水曜日

ヒヨドリジョウゴ

中央図書館に登っていく坂道の途中でヒヨドリジョウゴの実を見つけました。





これです。草の中に埋れていました。







あっちにもこっちにも秋ですね。


ナス科ナス属。

葉や茎は漢方の生薬となる。解毒、解熱、利尿作用など。

実は毒(ソラニン)があり食べられない。

ヒヨドリが食べるということでこの名があるそうですが、

食べないという人も。


どっちなんでしょ?


2012年11月13日火曜日

ビナンカズラ



有栖川公園の階段脇で実をつけているビナンカズラを見つけました。



さて、どこにあるでしょう。






カメラさん寄って下さい~




もっと寄って下さい~  おっ!





見えましたね。葉っぱの下にチラリ。







こんな感じの和菓子があったような気がする。









ビナンカズラ(別名サネカズラ)はモクレン科の常緑性ツル植物である。


モクレン科は双子葉植物のうち、もっとも原始的な科とされる。(キク科と対照的ですね。)

7属200種・・・だけ。

コブシやモクレン、ホオノキ、オガタマノキ等がある。

春に花が美しいもの、香りが良いものが思いつくが、

ビナンカズラは秋の赤い実が美しい。

その昔樹皮からとった粘液を整髪料を使ったことが

ビナン(イケメン?)カズラの名の由来と聞いたことがある。

美男蔓と書きますし。



つるをめくってみると・・・


ほとんど土のない岩場の様なところだったが、しっかり根を張っていた。







試しに力いっぱいひっぱってみたが、いやいや全く抜けませんでしたよ。。




2012年11月8日木曜日

有栖川公園の秋ツワブキとムラサキシキブがきれいです(カモその2)



今日も良い天気です。

朝7時。マガモくんたち元気か見にきました。

今日は池の東側の流れの近く、静かなところにいました。


オスが二匹と・・・右端の奴は・・若いオス?


メスはいないのでしょうか?









こちらはカルガモくんです。









カルガモ軍団。池全体で20匹はいるでしょうか。


さかんに頭を水の中につっこんで餌を探しています。












公園内にある有栖川宮熾仁(たるひと)親王騎馬像です。













ツワブキが咲いています。キク科ツワブキ属多年草








池の端に一群れのツワブキの花。朝日に映えて風情があります。




















公園の少し高台の梅林の脇にムラサキシキブがあったのを思い出して階段を登って来ました。












けっこう大きい木です。2.5mはありそう。美しい紫色の実を沢山つけています。








ムラサキシキブ


クマツヅラ科ムラサキシキブ属

学名Callicarpa. Japonica(Callicarpaは“美しい果実”の意味)。

英語でJapanese beautyberryですって。

落葉中低木




木の上の方には赤いカラスウリの実も見えます。ここにも秋が来ています。






かたわらの蹲にムラサキシキブの実が盛られていました。子供のしわざでしょうか。


コラッ!こんなことをしたら〜・・綺麗だ。








朝の散歩の方々も足を停めてムラサキシキブを鑑賞していかれます。


私が写真を撮っていると「左奥の方にカキもなっていますよ」と教えて下さいました。

ありがとうございます。パチリ。










秋深まる公園を出ると街はもう〜〜〜。



今年もジングルベル商戦の季節がやって来ています~














2012年11月5日月曜日

カリンカリン


カリンが見事な黄色の実をつけています。秋ですね〜!





目黒区自由ヶ丘まちかどショット.2012.11.04.




カリンの実は酸っぱくて生ではとても食べられませんが、砂糖漬けにしたりカリン酒にしたりして楽しめます。ノドの薬にもなります。中国原産です。

よく似たものに同じバラ科のマルメロがありますが、こちらもノドの薬になるようですね。中央アジア原産。

カリンは樹皮が鱗片状にはがれてマダラの模様をつくるのが特徴的。特に冬、葉っぱを落とした後のハデなマダラ模様は遠くからでもとても目立ちます。

4〜5月にかけて葉っぱの間に愛らしい紅色の花をつけます。

花は可愛いし、実も楽しめる。また樹皮も面白いので、なかなか人気がある木でもあります。名前も可愛いですよね。





余談です。

昨日の日曜日、自由ヶ丘に行って、駅前や街角にホテルのコンシェルジュの様なコスチュームの「まちの案内人」なる方々が立っておられるのに驚いた。

ティッシュを渡すわけでなくチラシを配るわけでなく、自由が丘の地図を腕に抱え「私たちは自由が丘のまちの案内人です!」と呼びかけておられた。


私も聞いてみました。


「◯◯に行きたいのですが・・」

「それはですね」と地図を示しつつ、

「この道をまっすぐ行って左に曲がって次をまた左に曲がると左側にあります。」



ありがとうございました。まちに案内人がいる自由が丘ってすごいなあ。


2012年10月25日木曜日

秋のハナミズキ


恵比寿駅近く。明治通り沿いのハナミズキ。

とても実付きが良かったのでシャッターを切りました。

高さ3mほど。生育良好のもの。

素晴らしい。パチパチパチ。






「花水木」と書く。ミズキ科ミズキ属。落葉広葉樹。

五月頃に白、赤、ピンク色の花(正確には萼片)をつける。街路樹に多く使われている。

一時期ハナミズキの赤の人気が高くて市場に無くなったことがあった。もう20年以上前。しかし今はそんなにハナミズキハナミズキとは聞かれなくなった。ガーデニングブームで多種多様な種が出回ったせいもあるだろう。


英語名は「Flowerinng Dogwood」。(山と溪谷社、「日本の樹木」より)

樹皮を煎じて犬の皮膚病の薬をつくったことからと言う。

「アメリカハナミズキ」とも言う。

アメリカから来たヤマボウシに似た奴だから「アメリカヤマボウシ」だろうーと言う人もいるが、公園の樹名板に「アメリカハナミズキ」と書かれていたりする。

日本自生のヤマボウシと近種でよく似ているが、ヤマボウシの実は食べられるのが大きな違いである。災害時に備えて食べられるものの方を植えてほしいと思うのだが、実際はヤマボウシはまちなかに少ない。




下は本日同じ時刻に撮った近辺のヤマボウシ。こちらはまだ紅葉していませんね。

甘くておいしい実も・・・・無かった。春には白いきれいな花をつけていたのですが。











ハナミズキは1912年、今からちょうど100年前に東京市が友好の印にワシントン市にサクラを贈った返礼として贈られたものがはじめである。アメリカの方では東海岸からメキシコにかけて分布している。

ワシントンのポトマック川沿いでは日本が贈った桜の並木が見事だと言う。

もう100年になるのか。

ソメイヨシノの寿命が80年と言われるけど、100年もたって大丈夫なのだろうか?




昨日久しぶりに銀座に行ったら、ここでもハナミズキが紅葉して赤い実をつけていた。

ハナミズキの街路樹は高さ3〜4mくらいでそんなに大きいものは少ない。

よって枝についているかわいい赤い実もよく見える。

背伸びをして一枚。パシャッ。(実は撮れなかった。ごめんなさい・・)






写真の銀座松屋通りのスターバックスは日本の第一号店(1996年〜)である。


当時出来てすぐにコーヒーを飲みに行った。今までの日本のセルフサービスの喫茶店に比べソファーがゆったりしてコーヒーのサイズが大きい〜と思ったものである。


東海岸から来たハナミズキと西海岸から来たスタバのコラボ写真となった。関係ないか。





お次は渋谷区の商店街のハナミズキ。本日撮影。

この木はまだいい方だが、

全体として生育も良くないし。実付きも良くない。










20本くらいあるうちのかろうじて1本だけ少し実をつけていたがあんまり元気があるように見えない。



私が思うに原因はコレだと思う。







いくらかは透水性はある舗装だと思うけど。

こんなに窮屈じゃ根っこが・・。


植物の地上部が調子良くないのは根っこに原因があることが多い。

逆に根っこさえ元気なら上の方がやられても回復できることが多い。


根っこは大事である。


この夏暑くて雨が少なかった上に地面がコレだからハナミズキの葉っぱはシナシナで見るも哀れな状態でした。

秋になっても実はならないよなあ。


2012年10月24日水曜日

モッコクは庭木の王様


先週の木曜日頃。

とても天気が良く。

お昼ごろ。


渋谷区の上宮寺というお寺さんの前を通った時、赤いかわいい実をいっぱいつけている

もっこりした木を見つけました。

遠目からは赤いものが花なのか実なのかよくわからなかったけど。



(作業中の職人さんの車。ちょうど休憩中で皆さんで缶コーヒー飲んでましたよ)






上宮寺さん。ちょっとお邪魔しまーす。


近くでよく見ると。

実がはじけて中から赤い種が飛び出しているのが見えます。

おお!これはモッコクだ。








ツバキ科モッコク属。常緑広葉樹。

7月頃地味ーな白っぽい花をつけますが、夏ごろは全然気が付きませんでした。

皆に気が付かれない。そんな花です。




モッコクと言えば。


もう20年以上も前。


植木にとてもとても詳しい銀座生まれの先生について数人で松戸市の公園を歩いていた。

先生はある木の前でぴたっと停まられ開口一番「モッコクは庭木の王様です!」とおっしゃられた。

どういうところが王様なのか説明があったかよく覚えていないが、質問がはばかれるほど先生が自信満々でいらっしゃったのだけはよく覚えている。

若かりし私は、その固そうな葉っぱの、平凡な樹形の、面白くもなんともないフツーの木だな・・・と心の中で思ったものである。

しかし年月がたって私もいいオバサンになって、たまにモッコクを見かけると、「なんかいいな」と思うようになった。なんというか安定感というか安心感というか。

モッコクは特に剪定をしなくても丸くてきれいな樹形になる木である。子供がクレヨンで丸く描く木の絵に似ている。


しかし最近ではオリーブとかシマトネリコとか枝が暴れる木が人気があるようである。モッコクのような優等生タイプよりも野生児的な感じが魅力なのでしょうか。たしかにビルだらけの東京に住んでいると野生を感じさせるものが恋しくなる。せめて木ぐらいワイルドに・・・というか。


それに「ウチのシンボルツリーはモッコクよ」というより「オリーブよ」とかの方がなんとなくオシャレに聞こえる・・・のか。




下の絵は今年の5月21日に千葉の方の森でスケッチした高さ6~7mのモッコクの大木です。


新緑の時で、それはそれは緑がきれいでした。モッコクは日当たりがいいと新芽が赤い

のですが、その時はよく気が付かなかった。







剪定などされていない自然のまんまのかたちです。


やっぱり「庭木の王様」・・・なのかな。














2012年10月2日火曜日

ウメモドキ


小さい秋みつけました

ウメモドキに赤い実

皇居東御苑










落葉高木
モチノキ科モチノキ属
学名 Ilex  serrata




「梅擬」と書く。

山中や湿地に生え、秋になる赤い実が美しいので、庭木としてもよく植えられている。よく分枝して高さ2〜3mになる。

若枝には毛がある。葉は互生し、長さ4〜8cmの楕円形または卵状披針形で、先は鋭くとがり、基部はくさび方。

6月頃、葉腋に直径3.5mmくらいの淡紫色の花が咲く。

雌雄異株。

果実は直径約5mmの球形で赤く熟す。晩秋から初冬にかけて葉が落ちたあとも枝に残るのでよく目立つ。

小鳥が好んでこの実を食べる。



参考文献
「日本の樹木」山と溪谷社

2012年9月27日木曜日

カヤ(榧)の話あれこれ


榧の木に榧の実のつくさびしさよ            北原白秋










「しょせん俺の息子だなあ」という意味でしょうか?

これが「実がなる」とあれば嬉しさが伝わってくるような気がしますが

「実のつく」とあるのでさびし~く聞こえます。



日本語ってすごい。





さてさて、週2回の更新が目標だったのですが、なかなか忙しく週1回のペースになってきました。ごめんなさい。

今回で高尾山のお話は一区切り。

来月から「秋の花」について書こうと思っています。

学生時代山岳部だった方と話していて「高尾山?山登りというかハイキングですよね」と言われてしまいました。その通りです。










■高尾森林センター


学生時代からもう20年以上何度も登っている(ハイキングしている)高尾山ですが、高尾森林センターという施設があることを知らずにいました。

今回のムササビツアーで初めて入り、駅のこんな近くに高尾山のことを紹介する施設があったことを知りました。

入口にムササビのぬいぐるみがぶら下がっている平屋建ての建物に入ると、高尾山の歴史、植物、生き物などの紹介の展示物等があり、勉強会などができるようテーブルや椅子もあります。

書籍やDVDも多くあり、高尾山の絵や写真の展覧会なども行われています。

その中で私が興味を持ったのは、ホールの奥の壁際に高尾山に生えている様々な種類の樹木の丸太が並んでいる所でした。丸太のそばにはそれぞれの材木としての特徴などが紹介されています。

そこに直径20cm×高さ80cmくらいのウバメガシとキリの丸太が二つ並べてあるコーナーがあり「持ってみて下さい」と貼り紙が貼られていました。

それぞれ持ち上げてみると、ウバメガシの重いこと!キリの軽いこと!

ウバメガシは姥目樫と書き、鰻屋さんや焼き鳥屋さんなどで使われる備長炭という炭の材料となる木です。備長炭は安定した火力を長時間保つことが出来るとても良い炭です。

キリは「娘が生まれるとキリを植え、お嫁に行く時タンスをつくる」と言われるくらい、成長がとても早く、軽いので家具などに加工されます。

体積は同じなのにこの重量の違い!年輪を見ると成長速度の遅いウバメガシが細かく年輪が入っているのに対してキリの年輪は粗く入っています。キリは成長が早いので、大きくても樹齢が低く年輪も粗いのですね。


私は「榧(カヤ)の木」は無いかと探したのですがサンプルはありませんでした。

カヤの材は全国でも生産量が少なく希少であると聞きます。サンプルが取れなかったのでしょうか。





カヤとイヌガヤとモミの違い


9月7日土曜日の午後ムササビツアーにて、高尾山の1号路と4号路を歩いていて、カヤとイヌガヤとモミを見ました。

この3種はよく似ているのですが、分類上は全く違う仲間です。

今回この3種がすぐ近くに生えていたので、インストラクターの方に伺ってその違いを比較することが出来ました。

季節を問わず見分けるには葉っぱがわかりやすいそうです。

葉先が鋭く触って痛いのはカヤです。

実際触ってみてとても痛かった!カヤは芽を出したばかりの赤ちゃんの木でも痛いのだそうです。













■碁盤、将棋盤


カヤは、高級碁盤や将棋盤の材料としても知られています。これらは樹齢250~300年以上の木でないととれない。希少なわけです。

カヤの寿命はとても長いそうですが、成長がとても遅い。ゆっくりゆっくり少しずつ大きくなるのです。年輪の幅も狭い。

長い時間かけて密度の高いずっしりとした材ができあがるのです。また油分が多いため時間が立つと独特のツヤ、香りが出るそう。

さらに「槇は万年、榧限りなし」という言葉があるほど耐久性があります。

ご趣味の方はよくご存知だと思うのですが碁盤や将棋盤で、良いものは数百万円だと聞いて驚いたことがあります。

特に宮崎県の日向地方、奈良の春日地方が産地として有名だそうです。

その理由として、例えば日向地方は、山間部の寒暖の差が大きいため、くっきりと美しい木目ができる。生育している土地に岩盤が多いため、育ちが遅く年輪の目詰まりが細かくなる・・ことなどがあげられるそうです。

材の乾燥だけで15年もの時間がかかるそうです。名品というのはいい材の産地があって、時間をかけて丁寧に加工する伝統の技術があって、はじめて出来あがるのだなあとため息がでます。

ちなみにうちの囲碁の対局ソフトに設定されているのは、本榧の碁盤に碁石を打つ時に出る音です。モニター上の盤面をマウスでクリックして石を打つと「ピシッ!」という本榧独特の高い音が響きます。

なんだか不思議な世界です。





我が家の碁盤。私の亡き祖父が愛用していたもの。100年たっています。これはカツラという落葉広葉樹の材でできています。カツラの碁盤は時間がたつと写真のように黒くなってしまいます。カヤよりは安いものですが、私にとって大切な思い出の碁盤です。

カヤの碁盤は年月がたっても美しい明るい黄色。私は焼き芋を切った断面の色を思い出しました。残念ながら画像はありません。





■ ちょっと囲碁の話


今月から上映されている「天地明察」(沖方了、角川文庫)の原作を読んでいます。

今上巻を読み終わったところ。

これは徳川家綱の時代、囲碁の名人で後に囲碁界から離れ、日本独自の暦づくりに携わることになる安井算哲のお話です。

数年前に子供たちを中心に囲碁の一大ブームを惹き起こした漫画の「ヒカルの碁」に出てくる藤原佐為(さい)が取り憑いた本因坊秀策が出てくるもっと以前のお話。

同じ本因坊家の本因坊道策という人が安井算哲のライバルとして出てきます。

道策役は関ジャニの横山くん。主人公の安井算哲はV6の岡田くんです。

囲碁の名人たちは将軍様の前で「御城碁(おしろご)」(大変な名誉だったらしい)を打つのが一番重要な仕事らしいのですが、その「御城碁」が真剣勝負の場では無かったということが書いてあって驚きました。

将軍様が楽しめる様色々な打ち方を披露する芸の発表会みたいなものだったのですね。

囲碁の歴史は古く、中国で3000年前~4000年前に生まれたと言われ、日本に伝えられて発達したと聞きます。

かつては中国も韓国も日本の名人の打った棋譜を見て勉強したのだそうですが。

この小説にも「囲碁は教養の一つ。交流の手段。大名たるもの、打ち筋について持論の一つや二つ持っていなければならなかった」とあります。

そう言えば徳川家康だったかしら。囲碁を打ってみて部下の力量を測ったとか。


さておき、岡田くん効果で(女性中心に?)囲碁の再ブームは来るのでしょうか。








2012年8月28日火曜日

ヤブミョウガ


明治神宮の森にて
ヤブミョウガの群生地
女郎蜘蛛が巣をつくる








「藪茗荷」と書きます。
葉が食用に栽培するミョウガに似ていてヤブに生えるのが名の由来。




ミョウガの仲間では無くツユクサの仲間です。



ツユクサ科ヤブミョウガ属
学名 Pollia japonica

多年草

生息地 林内、やぶ、やや湿っている所が好きなようです。
分布  本州(関東以西)~沖縄

花期  8~9月
茎の高さ  50~90cm
葉のつき方は互生



今年、8月のはじめ高尾山の前の沢沿い(6号路コース)で数株咲いているのを見ました。
また明治神宮の森の林縁部に群生地があり、今たくさん咲いています。

花はひとつひとつは小さくて地味ですが、なんとも透明な美しい白い色。
樹木の影になっている少し薄暗いところで見ると神秘的な感じを受ける。



ヤブミョウガの花はひとつの株に、両性花と雄花を持っています。
両性花は雄しべと雌しべがあり、雌しべの花柱が長く、子房が発達。
雄花は雄しべのみが発達していて結実しません。

花びらはともに3枚、萼片も3枚で、見かけはとてもよく似ていますが、
雄しべより花柱がにゅーっと飛び出しているのが両性花です。




花は一日花で、午後になるとしぼみます。
花が終わると、直径5mmほどの丸い実をつけます。
実は熟すと、濃い青紫になり、艶やかに光って宝石のように美しい。





※参考 ヤマケイポケットガイド「野の花」山と溪谷社

2012年8月7日火曜日

ザクロの向こうの夏の空

昨日は久方ぶりの雨でいくぶんしのぎやすかったですが、今日はまたまた35度の真夏日。

炎天下のお昼前、所用で図書館に調べ物に出かけました。道の途中、公立の小学校があり、道路沿いのコンクリートの高い壁の上から枝をのばしているザクロの木を見つけました。
見るとたくさんの青い実をつけている…「これは良い題材を見つけた」と、さしていた日傘を地面に置きスケッチをしました。

時計はまもなく12時。
たわわに実をつけたザクロの枝はよくしなっていてなかなか良い木陰をつくってくれていたので、その下でペンを走らせます。

木の下から見上げると、少しだけ秋の顔を見せはじめたザクロの実と夏真っ盛りの青い空とのコントラストがおお素晴らしい!

先端が少し割れて開いている丸い実はあっちをむいたりこっちをむいたり。緑の葉っぱもウジャウジャとあっちむいたりこっちむいたり。それでもよくみると葉っぱはちゃんと枝に対生についていて効率よく太陽の光をうけられるべく基本の形は出来ています・・当たり前か。一つ一つ一枚一枚描いて行く。なかなか楽しい。

途中、風で日傘が飛ばされ、あわてて追いかけてちゃんと閉じてから道端に置きなおしました。元の視点の位置をまたさがして続けます。

ザクロと言えば小さい頃読んだギリシャ神話にあった死の国の王ハデスにさらわれた大地の女神の娘の話を思い出します。大地の女神は地上のすべての作物を枯らすほど嘆き悲しんで娘を取り返しに行きますが、一歩違いで手遅れになります。
それは娘が死の国の食べ物を口にしてしまったからでした。その食べ物とはたった4粒のザクロの実・・・そのイメージがあってあまり食べたいと思わなかったのですが、一度食べてみたら甘酸っぱくて美味しかった記憶があります。




先週高尾山の頂上で見たガマズミも秋の準備をしていたけれど
こんな身近でも小さな季節の変化を見つけることができて嬉しかったです。