「ツタは落葉しますか?」と言うご質問を頂きました。
ツタなど草本性つる植物を英語でvineと言います。色々なものがあると思いますが、ツタと聞いてまず浮かぶのは、アイビーと呼ばれるキヅタの仲間でしょうか。
このキヅタは、ヤツデ等と同じウコギ科です。このキヅタは常緑性です。黄色系のもの、ホワイト系のもの、斑入りのもの・・最近は色々な園芸品種が出回っています。
アメリカのアイビー・リーグはツタが絡まるほど伝統があるということで、そう呼ばれています。古いレンガの壁とアイビーって良く似合いますよね。
さて、落葉性のツタでは、紅葉が美しいナツヅタがあります。こちらはブドウ科ですのでアイビーとは違う仲間になります。ところで空手が強いのは武道家・・・・・スミマセン。
小学生の頃、オー・ヘンリーの「最後の一葉」を初めて読みました。
原題は「The Last Leaf」です。原文を読むと植物名は具体的には出てこない様ですが「Ivy vine」という名称は出てきます。となるとウコギ科のへデラ(アイビー)の方でしょうか。11月頃の話です。壁を這う葉っぱが一枚一枚…落ちていく様子を自分の死期が迫ってると連想する女性と彼女のために「最後の傑作」を命がけで描く老人の話。最後の傑作は壁に描かれた本物そっくりの一枚の葉っぱで、その落ちなかった葉っぱを見て希望を感じ回復する女性。そして嵐の中びしょ濡れで絵を描きあげて死んでしまう老人。
ラストシーンでおいおい泣きました。
今思うと常緑のアイビーなのになぜ落葉するのか不思議ですが。
挿絵も本によってはアイビーが描かれていたりナツヅタだったりーはたまた船型の葉っぱだったり。
感動したからどちらでも良いのですが。
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