ゴールデンウィーク3日め。
よく晴れた日。多摩川上流、御岳渓谷の遊歩道を歩いた。
2013.4.29撮影 |
スギやケヤキ、ヤマモミジの葉が青々と茂り、まぶしい日差しを遮っている。
薄暗い木陰で、ウツギの清々しい白い花が淡い光を放っている様だった。
学名 Deutzia crenata 別名 ウノハナ
落葉低木 ユキノシタ科 ウツギ属
ウツギという名前は「空木」と書き、枝を折ると中が中空になっていることから、この名前がある。
5月~7月にかけて円錐花序を多数出し、直径1~1.5cmの白い花が密に垂れ下がって咲く。
花弁は5個、雄しべは10個。
下部からよく分枝して高さ1.5~2mくらいになる。山野でよく見かけるが、庭木としてもよく用いられる。
ウツギはユキノシタ科のウツギ属に属するが、ウツギと名のつくもの・・・例えば、華やかなハコネウツギや街路樹によく使われるツクバネウツギ等はスイカズラ科で、別の仲間。
また、ガクウツギやノリウツギは、同じユキノシタ科の中でもアジサイ属になる。
花の特徴はアジサイによく似ているのだが、中空の枝を持つので「○○ウツギ」になったのだろう。
注意を要するのは、ドクウツギ「毒空木」である。ドクウツギ科の落葉低木で、トリカブト、ドクゼリと並んで3大有毒植物と呼ばれ、近畿以北の本州、北海道に自生している。
花も実も葉も有毒で、食べた人が死に至ることも・・。
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