2012年8月12日日曜日

真夏のアンスリューム

8月11日土曜日

8月も中旬に入り、毎日暑いですね。

まちを歩いていると上からは直射日光、下からは照り返し、そして横からはビルの室外機の排熱と…三方からの熱で暑いのなんの。とうとう我慢できなくなると、冷房が効いたところを探して避難します。

冷房が効いている屋内でしばし涼をとるとだんだん元気も回復。

今日は近くの商店街にある商業ビルの屋内広場に一時避難。スーパーやベーカリー、ブティックや旅行会社などが入っているビルの一階部分はベンチなどがあり、買い物客などが休めるスペースとなっています。

その屋内広場の中央には直径3mほどの大きな円い花壇があり、季節ごとに色々な草花が植え替えられています。

久しぶりにきた広場ですが、花壇を見ると真っ赤なアンスリュームがぎっしりと植えられていました。

といっても地植えにしてあるわけではなく、ポットのままで置かれているような状態ですが。

それにしても暑くてボーッとなった脳みその奥までしみてくるアンスリュームの鮮やかな赤、赤、赤!

肉厚で光沢があってとてもトロピカル。


ところでアンスリュームの花は面白い形をしていますね。一枚の丸い花びらが大きなめしべをくるっと巻いているような感じです。

この花びらのようにみえるのは、実は葉っぱ(苞)で「仏炎苞(ぶつえんほう)」と呼ばれています。仏炎苞は、蜜を吸いにきた虫をできるだけ長く閉じ込めておくためにこんなかたちをしていると言われています。

実際の花は真ん中の「肉様花序(にくすいかじょ)」と呼ばれるものです。

葉っぱを見ると、サトイモそっくりですが、アンスリュームはサトイモ科に属しています。
熱帯原産のサトイモ科観葉植物の中で葉を鑑賞するのは、カラディウム、シンゴニウム、ポトス、モンステラ、セロームなど。


花を鑑賞するのはアンスリュームやスパシフィラムなど。中でもアンスリュームは園芸品種も多く、仏炎苞も赤、白、ピンク、黄色と多彩で人気があります。

管理方法としては直射日光は避け、土が乾いてから水をたっぷりと与えます。高温多湿を好むので時々霧吹きなどで葉水を与えると良いです。寒さには弱いので冬は室内のなるべく暖かい所に置きましょう。



さて、アンスリュームから元気をもらったので再び炎天下の戸外に戻ることとします。