東京西部丘陵地に咲く
キツネノマゴ
吸蜜にくるシジミチョウ
「狐の孫」と書きます。おもしろいネーミングなのに「語源は不明」と図鑑にありました。
花穂がふさふさとしたキツネの尻尾に似てると思うのですが、どうでしょう。
小さい小さい花。よーく見るとおもしろい形をしています。
唇形花といって、上唇は浅く2裂、下唇は深く3裂に切れ込みが入っています。
下唇に蜜標と呼ばれる白い模様が入っており、昆虫はこれを目印に蜜を
目指すそうです。
公園の園路脇の雑草地にたくさん咲いており、
シジミチョウが何頭も吸蜜にきていました。
小さい花に小さい蝶。なんともかわいらしい光景です。
キツネノマゴ科キツネノマゴ属
学名 Justica procumbens var. leucantha
分布 本州~九州
生息地 道端、草地
花色 淡い赤紫色、白色
葉のつき方 対生
茎の高さ 10~40cm
生活型 1年草