2012年8月13日月曜日

明治神宮の森


8月12日(日曜日)


早朝から明治神宮にでかけました。朝7時半。原宿駅を降りると歩いてすぐ。一礼をしてから大鳥居をくぐり、長い参道を歩きました。参道の両側には全国から献木されたクス、シイ、マツなどの大木の森(面積70万m2、365種)が鬱蒼と広がっています。まだ参拝客も少なくとても静かです。


以下神宮の森について文献より一部抜粋。「…明治神宮は他の多くの神社が従来の祭神を勧請してつくられたものと違って、明治天皇、昭憲皇太后を祭神としてまったく新しくつくられた神社であった。…(中略)…内苑は神のお庭であって公園ではない。神苑にふさわしい森厳な気分を出すことを主眼とする。…(略)…彦根藩井伊家の下屋敷のあったっところで、…この地域の在来種13000本があったが、全国よりの献木10万2000本、諸官庁より譲りうけた8000本、購入の分27000本を加えて、すべて12万5000本の樹木で森林が造成された。この土地本来の広葉樹の森を再現することが目的である。…/日本の公園(田中正大、鹿島出版会)」


御社殿にて参拝。ニ礼ニ拍手一礼。広場の左右に鎮座する巨大な御神木のクスが見事です。お参りをすませると、内苑北側の広場の方に移動しました。ひらけた草地の奥にある宝物殿の屋根と背後に見える新宿のビル群の景色のコントラストが面白い。草地に座ってスケッチブックを広げる。


宝物殿となりの弓道場では大会が行われるらしく、袴姿に長い弓を持った方々が集まっていました。袴姿にリュックサックと運動靴といういでたちがミスマッチでなんだか親しみがわく。


広場の隅ではディキャンプのイベントが開催されていて、小中学くらいの子どもたちが沢山いました。突然AKBの音楽がかかって女の子たちは踊り出すわ男の子はホウキでエアギターをはじめるわ、賑やかで楽しそうです。しかし明治神宮に来てヘビーローテーションを聴くとは思いませんでした(笑)。




■ 宝物殿 / 重要文化財

・校倉風大床造り(鉄筋コンクリート造り)
・展示品 明治天皇、昭憲皇太后御物
・土日祝日のみ開館