朝8時。
セミたちが大合唱する近くの公園を通ると、池に10数匹ものコシアキトンボが飛んでいるのが見えました。白と黒のモノトーンがちょっとオシャレです。
このトンボは成熟したオスの腹の部分が白い帯をしているように見えるので「腰空蜻蛉」と呼ばれています。未成熟のオスとメスは黄色い帯です。
池の水面をぐるぐるぐるぐる飛んでいるのは全員成熟した白帯たち。
オスは水面上に自分の縄張りを持っていて、ホバリングしたりとなりのオスを追いかけたりと、とてもせわしないのです。
写真を撮りたかったけれど、全く止まってくれないので私のデジカメ(腕?)では撮れませんでした。池の水面をぐるぐるぐるぐる飛んでいるのは全員成熟した白帯たち。
オスは水面上に自分の縄張りを持っていて、ホバリングしたりとなりのオスを追いかけたりと、とてもせわしないのです。
そのうち小雨が降ってきましたが、気にせず旋回を続けるトンボたち。しかししばらくすると一匹また一匹と姿を消し、見えなくなってしまいました。公園の水鳥たちだけが雨の中気持ち良さそうに泳いでいます。
ここの池の水は青緑色によどんでいますが、コシアキトンボはそれほどきれいでない水でも平気です。おかげで都心部でも夏によく見られるのです。
■DATA
コシアキトンボ
トンボ科ベニトンボ亜科
低地の木かげのある池や沼に発生する。体長4~4.5cm。本州~南西諸島に分布。
成虫が見られる時期6~9月。
近くの公園。 いつもカバンに入れて持ち歩いている F1の小さなスケッチブック に描きました。ペンと水彩。 マンガみたいになってしまいましたが、 こんな感じの樹林地に囲まれた 池にコシアキトンボはすんでいます。 メスは普段は樹林地にひそんでいて 水面に浮く木片や葉などに産卵します。 |